企業や社会が抱える“未解決”の課題はもしかしたらIoTで解消できるかもしれない。しかし、実現可能性を確かめるすべもなければノウハウもない。この状況を変える有効策があるという。
社会の中には、さまざまな場面で「常に人や物の所在を把握したい」というニーズがある。例えば、物流現場で用いられるパレットの管理もその一つだ。工場から倉庫へ、倉庫からトラックへ、トラックから配送先へと絶えず移動し続けているため、移動中に見失うこともある。運搬物によっては1台当たり数万円もする高価なパレットを使用することもあり、紛失したとなれば大きな損害だ。
また、トレーラーは運転席と荷台が切り離せるため埠頭(ふとう)などで迷子になりやすく、建設現場では夜間に高価な資材や建機などの盗難が発生することもあるという。医療現場では、高齢者が夜に出歩いてしまわないように誰がどこにいるのかを正確に把握したいという声もある。
こうしたニーズに対して、過去にはBeacon(ビーコン)を活用した解決策も考えられてきたが、Beaconの性能や実現可能性、費用対効果などの面で“ファイナルアンサー”とはならなかった。次の手として考えられるのがIoT(モノのインターネット)の活用だ。本稿ではIoTを活用した人や物の管理に有効な解決策を紹介する。
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