従来型の仮想化基盤に比べ30%も初期コスト削減、運用管理性にも優れたHCIとはSCSK株式会社提供ホワイトペーパー

主要な業務システム群をVMware vSphereによる仮想化基盤に集約している日本農産工業。仮想化環境の拡大に付き物のリソース不足に対応するため、同社が注目したのが高い性能・運用管理性とともに、コスト削減効果にも優れたHCIだった。

2020年09月17日 10時00分 公開
[ITmedia]

 仮想化基盤を3Tier構成からHCI(ハイパーコンバージドインフラ)へ移行する効果は想像以上に大きい。畜産および水産用飼料などの製造・販売を手掛ける日本農産工業の取り組みは、その好例の1つだ。仮想化環境のインフラリソースの切迫という問題の解決のためにHCIを導入。ラックスペースを半減しながら、ストレージ容量を大幅に削減することに成功した。

 選定したHCIのインライン圧縮・重複排除機能により、導入から数カ月でデータ容量を30%以上も削減できた。初期導入コストも旧環境の構築時に比べて約70%に抑えるなど、コスト削減効果も大きい。加えて同社が評価するのが運用管理性だ。使い慣れたVMware製品だけで一元管理できるだけでなく、3Tier構成で付き物の、ストレージのLUNを意識した仮想マシンの配置・容量バランスで苦労することもなくなったという。

 本資料では、同社の仮想化基盤刷新プロジェクトを通じて、HCI導入の効果を明らかにしている。バックアップの時間短縮などの性能向上、ハイブリッドクラウドへの発展性など、その効果は多岐にわたる。3Tier型環境に不満を抱えているなら、解決策のヒントとなるだろう。