今なら間に合う2025年の崖対策、RPAを使ったIBM iのモダナイズ術とは既存環境を生かした業務改善の方法とは

2025年の崖を目前に、ITインフラのモダナイズは急務だ。手間とコストがかかり人手も必要で難しいと考えられがちなレガシーシステムIBM i(旧IBM AS/400)のモダナイズをスムーズに進める方法を紹介する。

2020年10月12日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 30年、あるいはそれよりも古いレガシーなITシステムを使っている企業がある。長く使われ続けているシステムは、プログラムやハードウェアの不具合が解消され、製品として成熟した状態となり、安定稼働しているものが少なくない。

 確かに、レガシーシステムで動いているアプリケーション自体は安定稼働しているだろう。しかしアプリケーションの連携性は乏しいため、分断されて人の手を介在させざるを得ない非効率なプロセスを生み出しやすい。長く使われているため、他のシステムと連携させようと考えても、「アプリケーションの中身が分かるエンジニアが既にいない」といった課題も珍しくない。

 2025年の崖を乗り越えるため、企業は既存のITシステムを急ぎモダナイズしてデジタル変革に取り組まなければならない。とはいえ、「無理に手をかけて安定性を損ないたくない」と考え、結果的にレガシーシステムにはなかなか手を付けられない企業はかなりある。そもそもレガシーシステムのモダナイズともなれば、大幅に手を入れたり環境を刷新したりと、コストも手間も掛かってしまう。

 「IBM i」(旧「IBM AS/400」)も例外ではない。IBM iを基盤とするシステムを運用する企業は今も少なくない。本稿では、レガシーシステムであるIBM iのモダナイズをRPAを利用して実現するためのポイントを解説する。


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