テレワークが当たり前になると、企業のIT環境は「運用管理の工数削減」「多様な端末利用」「情報漏えいの防止」がますます重要になる。今の時代はVDIを構築するか、またはDaaSを利用するか、それとも両者の組み合わせを選ぶべきか。
働き方改革関連法の施行(大企業は2019年4月、中小企業は2020年4月)に伴い、働く場所や時間にとらわれない柔軟な働き方への関心が高まっている。企業がテレワークを実施する手軽な方法はノートPCを従業員に貸与することだが、IT部門にとって下記はいまだに悩ましい課題として残っている。
2020年春以降、さまざまな企業が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策を強く意識するようになってテレワークのニーズが急浮上している。オフィスワーク中心の企業は特に、従業員が自宅で安全かつ健康的に働ける環境を模索している。社内外の会議をWeb会議に置き換え、ファイル共有サービスや社内サーバを使って業務に必要な情報を共有するといった準備をすれば、取りあえずテレワークは始められる。ただし長期的な取り組みとなると話は別だ。前述のようなセキュリティとIT運用管理の問題を解決するために、VDI(仮想デスクトップインフラ)の構築やDaaS(Desktop as a Service)の利用も検討する必要がある。
VDIを構築することとDaaSを利用することにはどのような違いがあり、どういう観点で選べばいいのか。デスクトップ仮想化の基礎知識と、導入時に検討すべきポイントを解説する。
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