顧客体験向上と業務効率化を実現した七十七銀行のオムニチャネル施策とはオムニチャネルによる一貫性のある顧客体験の創出

ビジネスのデジタル化が進む中、七十七銀行はデジタル技術を活用し、新たなオムニチャネル施策でマーケティング業務の強化と自動化による大幅な業務負担軽減を実現した。同行が実践した施策の全貌とそれを支える技術はどのようなものか。

2020年10月26日 10時00分 公開
[ITmedia]

 仙台市に本店を置く七十七銀行は、営業店によるマスリテール層への営業推進に対して十分なリソースを割くことが困難であったため、本部主導で顧客基盤の拡大および囲い込み強化を図る必要があった。そこで新たなオムニチャネル施策を立案し、2019年に実施。大きな効果を挙げている。

 オムニチャネル施策の柱は、大量データを瞬時に仕分ける強力なルールベースエンジンを核にしたソリューションの導入により、商品と顧客の状況に合わせて事前に設定したマーケティングシナリオを自動実行することだ。常に、持てるチャネルを総動員したマーケティング施策が打てるようになり、これまでに比べて広告の配信数が大幅に向上。さらに好反応の顧客に対してのみ、次の施策を実施することで、営業推進業務全体の大幅な効率化と自動化を実現した。

 同時に、各チャネルの連携によって顧客にとって不要な広告の排除も可能となり、顧客ニーズに則した営業推進が実現した。同行のオムニチャネル施策の全貌とそれを支える技術とはどのようなものなのかを聞いた。


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