設備コスト削減で大不況を乗り切れ! ISP/CATV事業者が生き残るための徹底帯域管理法急増するP2Pを「NetEnforcer」で徹底コントロール

P2Pによる大幅な帯域の占有が、良質なネットサービスを提供しようとするCATV事業者やISPを悩ませている。必要なのは、特定アプリのレベルまでトラフィックを管理し、コスト削減につなげるソリューションだ。

2009年08月17日 00時00分 公開
[ITmedia]

 近年、インターネットの常時接続環境が整い、100Mbpsクラスの広帯域サービスも普及してきた。それに伴って、クライアント同士で直接ファイルを共有・交換する、いわゆるP2P型アプリケーションなどが多く利用されるようになり、そのトラフィックがネットワークの帯域を圧迫するという問題がクローズアップされるようになってきた。実際にISPのバックボーンにおいて、P2Pによるトラフィックが50%以上を占めているという報告もあるほどだ。そして、P2P型アプリケーションの利用は今後も増加の一途をたどるものと予想されている。

 このように、一部のヘビーユーザーのために帯域が占有されると、ほかの一般ユーザーのアクセスにも影響が出てしまい、サービスの公平性が大きく損なわれる恐れがある。これは、ネットワークサービスを提供するISP側にとっても深刻な問題だ。2次プロバイダーは、1次プロバイダーから回線を従量課金で借り受けてサービスを提供しているが、エンドユーザーに対しては定額課金であることが一般的である。そのためビジネス構造的に見ても、ユーザーに帯域を無尽蔵に利用されると経営が成り立たない。

 またネットサービスを提供するCATV事業者にとっても、P2P型アプリケーションによる帯域消費は深刻な問題だ。CATV事業者は家庭までのラストワンマイルの回線も自社で敷設している。実は、このインフラに掛かるコストは想像以上に割高だ。無駄なトラフィックが回線帯域を占有すると、サービス品質を維持するために末端のインフラまでも増強しなければならず、投資面・運用面で大きな負担になってしまう。昨今の不況下で、生き残りを懸けた2次プロバイダーやCATV事業者の帯域問題との戦いの行方は、「いかに無駄なコストを省けるか」という点に掛かっているといっても過言ではない。まさにコスト削減の実現が喫緊の課題になっているのだ。

 では、具体的にコストを削減するためにはどうしたらよいだろうか? まず初めに実行すべきことは、ネットワークの利用状況を正確にモニタリングし、加入ユーザーの特性を把握した上で、フェアなアクセスポリシーを基に帯域消費を調整していく「トラフィックコントロール」である。これを実現する手段として、最近は特にアプリケーションを正確に可視化できる帯域制御装置にプロバイダーの熱い視線が注がれているのだ。


提供:シーティーシー・エスピー株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTarget編集部