ネットワークとストレージ両面で進める、ITインフラの真の仮想化とは?F5ネットワークスが描く「ITインフラの仮想化」像

仮想化といえばサーバ集約向けのソリューションと思われがちだ。だが、ストレージやネットワークといったITインフラ全体へと展開すれば、コスト削減や運用効率の向上という仮想化の導入効果がさらに生きてくる。

2009年10月29日 00時00分 公開
[ITmedia]

 仮想化は今や、IT運用を効率化する技術・ソリューションの代名詞となった。各ベンダーからは「仮想化対応」をうたう製品がリリースされ、また、複雑化の一途をたどるシステムオペレーションを改善したい企業ユーザーもそれに期待を寄せている。

 仮想化は周知の通り、IT機器のリソースを物理的構成や制約に依存しない論理的構成で提供するテクノロジーだ。仮想化というと「サーバの仮想化」を思い浮かべることが多い。しかし、「ITのリソースを常に最適化された状態で提供する」という仮想化のゴールからすると、サーバの集約だけで十分なリソース活用ができるとはいえない。

 例えばファイルストレージ。ディスク容量の消費が急拡大する現在、分散したファイルサーバごとに、空き容量が足りなくなったら手作業でディスクを増設していくという運用では、結果としてストレージの使用率にばらつきが起こり、資源に無駄ができやすくなる。また、クライアントから接続するストレージの数が増えれば当然、管理負担も大きくなる。

 このように、ITの最大の課題であるコスト削減を仮想化で実現するには、サーバだけではなくストレージやネットワークを含めたITインフラ全体での最適化を図らなければならない。F5ネットワークスは、ITインフラのトータルな仮想化で、TCO(総保有コスト)を抑えつつIT運用管理を効率化することを提案している。そこにはどのような答えがあるのか、具体的に見ていこう。


提供:F5ネットワークスジャパン株式会社
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