仮想化によるサーバ統合が招く意外な落とし穴IBMの次世代ネットワークストレージ「IBM System Storage Nシリーズ」

仮想化技術を活用したサーバ統合を推進する企業が増えている。仮想化による統合で得られるメリットはさまざまあるが、サーバ仮想化環境を実現した際に新たな問題が発生することはあまり知られていない。

2009年12月15日 00時00分 公開
[ITmedia]

 サーバ環境のリプレースを機に「仮想化によるサーバ統合」を採用する企業が増えている。例えば、VMwareのハイパーバイザーを活用して、異なるOS上のシステム間でCPUやメモリなどのリソースを共有し、システムの維持・管理コストの削減を目指すというようにだ。仮想化による統合メリットはさまざまあり、良いことずくめとも思える仮想化によるサーバ統合だが、意外な落とし穴に悩むケースも少なくない。

 例えば、仮想サーバを増やした結果、ストレージの空き容量が逼迫(ひっぱく)し、ディスクの増設や拡張のための多額の投資が必要になったり、容量不足による業務停止を避けるために仮想マシンごとのディスク容量割り当てを多めにしたことで、使われない無駄な領域が発生する場合などがある。

 また、サーバ仮想化環境では特有のバックアップ運用が必要になるため、バックアップ手順がより頻雑になり管理者の負荷が増えたり、データ量の増加に伴ってバックアップ作業の時間が大幅に増えたりと、無計画なサーバ仮想統合はシステム全体の複雑性が増し、かえってシステムの運用や管理を難しくするリスクを招いてしまうのだ。

 そんな中、サーバ仮想化のメリットを享受しながら「システムの複雑性を軽減し、コストも運用の負荷を抑えられる」ソリューションがあることをご存じだろうか。


提供:日本アイ・ビー・エム株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTarget編集部