年間6万8000円で始める、中堅・中小企業のための統合ネットワーク監視統合ネットワーク監視ツール「ManageEngine OpManager」

ネットワークにまつわるさまざまな課題解決に有効なネットワーク監視ツール。それらの多くは、高機能なために高額である。簡単、安価に導入可能、必要な機能をワンストップで提供する製品を紹介しよう。

2011年04月19日 00時00分 公開
[ITmedia]

ネットワーク監視にまつわるさまざまな課題

 ネットワークの重要性が増すにつれ、企業のシステム運用管理の現場においてもネットワークの管理作業に掛かる負荷が高まりつつある。管理対象となるサーバやネットワーク機器の数は飛躍的に増え、それに伴って回線の帯域も圧迫されてくる。最近ではそうした傾向に追い討ちを掛けるように、クライアント仮想化やクラウドコンピューティングといった、ネットワークに大きな負荷を掛ける技術が普及し始めている。

 こうした現状に反して、ネットワーク管理の専門技術者の数は不足しているのが実情だ。ネットワーク管理にはサーバやPCの管理とはまったく異なる独自のスキルやノウハウが必要になる。しかし、ITコスト削減のために十分なスキルを持った要員を充てられないことも多い。特に中堅・中小企業では、他業務と兼任でネットワーク管理に充てたり、あるいはスキルや経験が不足した要員をやむを得ず配置したりということが少なくない。

 こうした実情を踏まえ、さまざまなベンダーがネットワーク管理業務を支援するツールを数多く提供している。ある程度の規模のシステムを運用している企業では、既にこうしたツールを何らかの形で導入していることだろう。しかし、果たしてこれらのツールが本当にネットワーク管理業務の効率化に寄与しているだろうか?

 よく聞かれるのが、さまざまなネットワーク機器やサーバ製品を導入してきた過程で、その都度、新たに管理ツールを取り入れてきた結果、複数のツールが混在してしまっているというケースだ。現場の担当者はそれら複数のツールの使い方を覚え、必要に応じて使い分けなくてはならず、作業効率の面で望ましくない状況を招いている。

 また、これら複数のツールそれぞれのライセンス費用や保守費用を個別に払い続けることは、ITコスト増大の原因となる。さらには、せっかく高機能なツールを数百万円掛けて導入しても十分に使いこなすことができず、結局はPingによる死活監視しか行っていないというケースも実際にあると聞く。

広範な機能と使いやすさ・低価格を兼ね備えた「ManageEngine OpManager」

 以上で挙げたようなネットワーク管理のさまざまな課題を解決するためには、必要な機能を全てカバーし、かつ高度なスキルがなくても簡単に使えるようなツールが望ましい。もちろん、コストも低く抑えたい。

 こうしたニーズに応えることを目的に開発されたのが、ゾーホージャパンのネットワーク監視ソフトウェア「ManageEngine OpManager(マネージエンジン・オーピーマネージャー)」(以下、OpManager)だ。同製品は、米ZOHOが開発した製品で、ワールドワイドで約9000社、国内でも数百社の導入実績を持つ。その使いやすさと導入のしやすさ、そして低価格を武器に、中堅企業を中心に幅広いユーザーに支持されている。

 使いやすさと低価格が特長とはいえ、機能面で制限があるわけではない。むしろOpManagerは、ネットワーク/システム監視に必要な機能を網羅している。同製品の監視機能は、業界標準のSNMP(Simple Network Management Protocol)をベースにしており、SNMPのエージェント機能を備えたネットワーク機器やOSなども広く監視対象としてカバーする。監視対象ノードに独自のエージェントソフトウェアをインストールする必要は一切ない。また、SNMPだけでなくWMI(Windows Management Instrumentation)を経由したWindowsの監視や、TelnetおよびSSHを経由したUNIX/Linux環境の監視も可能だ。

 具体的には、ノードの死活監視、CPU使用率やメモリ使用率、ディスク使用率などといったリソース監視、ポートのアップダウンやトラフィック監視、サーバ上で動作しているプロセスやサービスの監視、WindowsイベントログやUNIX/Linuxのsyslog監視など、一般的に中規模システムの監視で必要となる機能は網羅されている。また、障害が発生した際にメールやアラートで通知したり、あるいは自動的にコマンドやプログラムを実行したりといった、障害対応の作業を支援する機能も備えている。

画像 OpManagerのネットワーク監視イメージ

 さらにオプションとして、Microsoft Exchange ServerやActive Directory、Microsoft SQL Serverなどマイクロソフト製アプリケーションの監視機能も提供する他、VMwareのサーバ仮想化環境上で動作するゲストOSのリソース監視機能も用意している。

 このように、同製品を導入すれば、ネットワーク管理の現場が必要とする監視機能が一通りオールインワンで提供される。そのため、複数のツールをいちいち使い分けるような煩雑な管理作業からは解放されるというわけだ。

直感的で使いやすいWebインタフェース

 OpManagerの最大の特徴は、その使いやすさにある。極めて直感的な操作で利用できるため、ネットワーク監視の作業に不慣れなユーザーでも、比較的すぐに利用法を習得できるようになっている。実際のスクリーンショットを見ながら説明しよう。

 以下は、監視対象ノードやネットワークの状態、リソース使用率のトップ10、イベントの発生件数などのサマリー情報を1つのウィンドウ内に配置した「ダッシュボード」画面だ。

画像 ダッシュボード画面《クリックで拡大》

 さらに詳細な情報を見たい場合には、個別の画面からそれぞれ参照することができる。例えば、「インフラストラクチャビュー」という画面では、監視対象ノードが一覧表示され、各ノードに対応するアイコンをクリックするとそのノードに関する詳細なステータス情報を表示する「装置スナップショット画面」に遷移する。

画像 装置スナップショット画面

 あるいは、ノード単位ではなく、ネットワークセグメントの切り口で状態を見たい場合には、「ネットワークビュー」という画面で個々のネットワークセグメントを選択し、そのステータス情報を確認できる。また、オフィスレイアウト図や地図などの上にノードのアイコンを配置し、より実運用環境を想起しやすいグラフィカルなイメージで状態を表示する「ビジネスビュー」という画面も用意している。

画像 ビジネスビュー画面

 このように、画面は全てWebブラウザ上に表示され、かつクリックによる画面遷移も非常に直感的でイメージしやすい構成になっているため、Webアプリケーションに慣れているユーザーなら操作に戸惑うことはないだろう。また、ネットワークやシステムのステータス情報を画面上に表示するだけでなく、ワンクリックで簡単にグラフィカルなチャート形式のリポートとして表示し、さらにそれをMicrosoft ExcelやPDFにエクスポートすることも可能になっている。

インストールから監視の開始までわずか10分足らず

 導入や設定のしやすさも、OpManagerが持つ大きな強みの1つだ。同製品はWindows Server 2003/2008(R2/SP2含む)もしくはRed Hat Enterprise Linux(4.x以上)上のWebアプリケーションとして動作するが、Webサーバやデータベースの煩雑なインストール作業や設定作業は一切不要だ。これらミドルウェアは全て同製品のインストーラに内包されているため、インストーラを実行さえすれば、10分もかからずに全ての導入作業が完了する。

 インストール後に監視対象ノードを検出・登録する作業も、ノードのIPアドレスを指定するだけでOpManagerが自動的に検出してくれる。さらに、あらかじめ用意されている「装置テンプレート」と呼ばれる情報と、検出されたノードの情報をマッチングし、検出したノードがどのメーカーのどの機種なのか、あるいはどのような項目を監視できるのかを自動的にリストアップしてくれる。ユーザーはそれらのリストの中から監視対象をピックアップするだけでよい。

 また、さらにユーザーの使い勝手を高めるための工夫として、スマートデバイス専用のインタフェースも用意している。例えば、先ほど挙げたインフラストラクチャビューをiPhoneのWebブラウザで参照すると、以下のように最適化されたシンプルな画面が表示される。現状ではiPhone、iPod touchおよびBlackBerry端末でこうした機能を利用可能だ。

画像 iPhone画面。右がインフラストラクチャビュー画面

低価格の年間ライセンスと無料版/評価版の提供

 冒頭で紹介したように、OpManagerは価格面でも大きな強みを持っている。同製品のライセンス体系は「年間ライセンス」と「通常ライセンス」(ライセンスの買い取り)に分かれており、それぞれでさらに監視対象デバイスの最大数によってライセンス価格が分類されている。ちなみに、最大50デバイスまでの年間ライセンスの価格は、わずか年額6万8000円だ。もちろんこのライセンス料金には保守サポートサービスも含まれている。

 さらにゾーホージャパンでは、最大10デバイスまでという制限付きながら、同製品の無料版ライセンスも提供している。中小企業における小規模なシステムであれば、この無料版だけでも一通りのシステム監視業務がカバーできてしまうだろう。ただし、この無料版は最大デバイス数の他にも、一部の機能や製品サポートに制限が設けられている。

 同社では、無料版の制限を超えるデバイス数や機能が必要な中規模以上の企業が、導入前に十分に製品の検証ができるように、評価版ライセンスを無償で提供している。こちらは、監視対象デバイス数の上限を500デバイスと十分に設定し、製品機能もサポートサービスもフル提供している。評価期間は30日間だが、OpManagerは極めて迅速に導入・設定できるため、期間内に十分な評価が可能だろう。

 現状のシステム/ネットワーク監視ツールに課題を抱えている、あるいはツールのリプレースを検討している方は、以下の「同意して閲覧する」ボタンをクリックしてOpManagerの使いやすさを体感してみてはいかがだろうか。

※ManagEngine OpManagerは2011年12月10日に最新リリース「9.0」の販売が開始された。Hyper-V監視機能に対応した仮想化サーバ監視機能などのオプション機能を標準装備し、価格は年間ライセンス17万円〜に改定された。
ManageEngine OpManager 9.0のプレスリリース

※以下のアンケートに回答し、「同意して閲覧する」をクリックするとゾーホージャパンのWebサイト内のOpManager評価版ダウンロードページへ移動します。


提供:ゾーホージャパン株式会社
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