スマートフォンの“熱”を悪用、「Bit-Squatting」による情報漏えいの脅威ハードウェアエラーが原因、回避はほぼ不可能

コンピュータのハードウェアに発生するエラーを悪用して個人情報を盗み出す「Bit-Squatting」。専門家の見解を基に、その実態と対策を解説する。

2011年12月16日 09時00分 公開
[鳥越武史,TechTargetジャパン]

 メールアドレスの入力ミスによるメール誤送信など、人的ミスが原因で発生する情報漏えい事故は少なくない。

 では人的ミスを防げば情報漏えい対策として十分なのだろうか。ネットワンシステムズのサービス事業グループFellowである山崎文明氏は、「人的ミスだけではなく、“ハードウェアレベルのエラー”による情報漏えいの危険性に目を向けるべきだ」と警告する。

 本稿は、ハードウェアエラーを巧みに利用する「Bit-Squatting」と呼ばれる攻撃手法を中心に、その実態と対策を解説する。

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