クラウドはオンプレミスとデータ連携ができる? どうなる連携コストクラウドガバナンス現在進行形【第4回・前編】

ハイブリッドクラウドの実現に向け、技術的・法的課題は何か。前編では、オンプレミスとクラウドのデータ連携についての課題や技術的構造を整理してみよう。

2011年12月21日 09時00分 公開
[川田大輔]

 今回も経済産業省企業IT動向調査の引用から始めたい。同調査によると、企業利用者の35%が自社オンプレミスシステムとクラウドコンピューティングのデータ連携について疑念を抱いており、15%が他社サービスへの移行が困難になると心配し、8%が大量データの移行が困難になると考えている(「企業IT動向調査」P41)。これら3つの問題は、オンプレミスとクラウドの相互運用性確保に当たっての課題の一側面と整理することができる。

オンプレミス/クラウドにおけるデータ連携の構造をNIST定義に当てはめて整理

ITmedia マーケティング新着記事

news148.png

「三菱UFJ銀行」と「メルカリ」のフィッシング詐欺が増加――BBソフトサービス調査
BBソフトサービスが、詐欺サイト専用セキュリティソフトで検知・収集したデータを基に、...

news091.jpg

AI生成コンテンツの大増殖で「ソーシャルメディア」が「ソーシャル」ではなくなる日
AIが生み出すコンテンツをAIが学習しさらなるコンテンツを生成する未来は、私たちが望む...

news083.jpg

生成AIで美容業界の未来を創造 エスティ ローダーとマイクロソフトがAIイノベーションラボを設立
両社は消費者とのつながりを強化し、より迅速かつ効果的な市場投入を実現することを目的...