OpenFlowはなぜ、これほど多くの組織で使われ始めているかNECが語る、OpenFlowとSDNの真の姿とは?

OpenFlowおよびSDNについての誤解や考え違いは、残念ながら存在する。しかしNECのOpenFlow製品は、着実にユーザー数を伸ばしている。その理由は何か。そしてOpenFlowを活用する本当のメリットとは?

2012年12月07日 00時00分 公開
[ITmedia]

 Software-Defined Networking(SDN)実現の手法として、業界内でデファクトスタンダードとして利用されつつあるOpenFlowに、このプロトコルの開発が始まって間もないころから取り組んできたNEC。実際にSDNを実現可能なソリューションとして、「ProgrammableFlow」を世界に先駆けて提供している。しかし、同社はOpenFlowとSDNについて、昨今はさまざまな誤解が生じてきており、OpenFlowの本当の価値がぼやけてきてしまっていることを残念に感じている。

 さまざまな立場の人々がこれらの言葉を使い始めたことはいいのだが、その過程で意味を曲げようとする意図も見受けられるという。また、OpenFlowについては「使うのが怖い」という、食わず嫌いの拒否反応のようなものも見られるようになった。

 だが、誤解や拒否反応を超えて、同社のOpenFlow製品を採用するユーザーは増加している。それはなぜか。理由を、分かりやすく解説する。