遅いシステムの原因を特定したい課題解決ナビ

「急にシステムが遅くなった」「想定した性能が出ない」。システムの運用後に必ずといっていいほど発生するのが、性能に関する課題だ。その解決に役立つ具体策を解説する。

2013年01月07日 08時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 システムの反応が急に鈍くなった――。こうしたシステム性能の悪化原因を特定するためには、管理者がデータベースやアプリケーション、ネットワーク、サーバなどの各種統計情報を日々監視し、経験やノウハウを基に問題を切り分けて対処することが必要になる。ただし、人手だけに頼れば解決に時間がかかるだけでなく、管理者の負担も大きくなる。

 従来の性能管理業務では、システムの構成要素を個別に監視するのが基本的な手法だった。だが現在は、仮想化やクラウドの普及でシステム構成が多様化。性能悪化の根本原因を追跡するのが困難になってきている。

 こうした環境下でシステム性能の劣化原因を突き止めるには、性能管理の効率化を目的としたツールの利用が近道だ。この具体策となるのが、「アプリケーションパフォーマンス管理」「統合運用管理ツール」「ネットワーク管理ツール」「データベース負荷テストツール」である。以下、それぞれの概要を解説する。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...

news077.jpg

「気候危機」に対する理解 日本は米国の3分の1
SDGsプロジェクトはTBWA HAKUHODOのマーケティング戦略組織である65dB TOKYOと共同で、「...