アプリとユーザーを絶対に守る! 今こそ必要なロードバランサ(ADC)の選定要件とは!?BIG-IPに日本オリジナルのエントリーモデルが新登場

システムのWeb化が進み、小規模でも落とせないアプリケーションが増えて、ADCの必要性が高まっている。だが、その重要な役割を果たすADCはこれまで高価なものばかりだった。もっと低価格で「使える」ADCはないものか?

2013年09月17日 00時00分 公開
[ITmedia]

 クライアント・サーバ型システムの老朽化、スマートデバイス利用者の増加などによって、業務アプリケーションをWeb化する企業が増えている。また、企業システムにおけるWebアプリケーションやそこで扱われるデータの重要性がますます高まる中、遅延なく品質の高いアプリケーションを提供することは、企業にとってビジネス機会を失わないための重要事項となっている。それは、トラフィックの急激な集中や大量トランザクションが発生しない中小規模のアプリケーションにおいても同様だ。

サイトに集中するアクセスを多数のサーバ群に振り分け、配信速度とサービスの安定性を向上させるADC

 そのため企業は、ユーザーの業務に遅延や問題が生じないようにアプリケーションの安定性を高め、また安心して利用できるようにセキュリティ性や可用性を向上させる必要がある。それを実現するのが「アプリケーションデリバリーコントローラー(ADC)」だ。

 従来のADCは、大規模なWebサービスやビジネス環境で利用されるケースがほとんどだった。特に、重要なアプリケーションの配信に用いようとすれば、本当にアプリケーションレベルまで落ちない高可用性を担保したADCを選択する必要がある。そして、そういった製品は高機能であるが故に、価格が非常に高く、中小規模のシステムを運営する企業には手が届かないケースが多い。ハイエンドなADCが費用対効果に見合わないと判断し、安価だが機能・性能の劣る負荷分散装置を選択せざるを得ないという悩みを抱える企業も多かった。

 しかし、諦めるのはまだ早い。

 日本をはじめ世界中で多数の導入実績を誇り、多くのユーザーから高い評価を得ているF5ネットワークスの「BIG-IPファミリ」に、日本オリジナルのエントリーモデル「BIG-IP 800」が新たに追加された。通信事業者や大企業などのハイエンド環境で培われてきた技術やノウハウを生かし、 “138万円(税別)”からという中小規模でも無理なく導入できる価格を実現した。そればかりか、運用性や信頼性はハイエンド製品同様、高いレベルを維持しているという。

 次項では、中小規模向けのADCに求められる4つの要件とともに、BIG-IP 800の機能を解説し、これからのADC選びのコツを紹介する。


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