デスクトップ仮想化の価値を最大化する極意とは?仮想デスクトップをサービスとして利用する

生産性向上や事業継続性の確保などのメリットで利用が拡大するデスクトップ仮想化。近年になりVDI環境をサービスとして提供するDaaSが相次ぎ登場している。果たして、そのメリットとは。

2013年10月18日 00時00分 公開
[ITmedia]

 多くの企業はさまざまな経営課題への対応に迫られている。国内外での激しい競争の下に、業務の効率化に向けた「生産性の向上」や、外部環境の変化に迅速に対応する「柔軟性」は、より一層、必至の対応が必要だ。また、東日本大震災を機に、「事業継続性の確保」の大切さもあらためて広く認識されるまでになった。

 こうした経営課題に対するITソリューションとして、近年企業での採用が相次いでいるのが、仮想化技術を活用し、デスクトップ環境をサーバ側で一元管理する「デスクトップ仮想化(VDI)」である。

 VDIではサーバ上で集約管理されたデスクトップ、アプリケーションへ、ネットワークを介して場所を問わずアクセスすることができる。つまり、社外でも社内にいるときと同様に情報へアクセスできるため、エンドユーザーの生産性向上を見込める他、大規模震災時などには在宅勤務などによって事業継続性も実現できる。また、物理PCよりもクライアント管理の手間を大幅に削減でき、IT部門はその余力を他のIT施策に振り分けることで生産性の向上につなげることも可能だ。

 このVDIの導入効果を極大化するために、ここにきて少なからぬ企業が関心を寄せ始めたのが、仮想デスクトップ、アプリケーションをクラウドサービスとして利用する「DaaS(Desktop as a Service)」だ。では、DaaSは従来の自社でシステム環境を整備する、いわゆるオンプレミス型のVDIと比べどのような違いやメリットがあるのか。本稿ではその点について事例も交えつつ解説する。


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