できる企業はやっている、モバイル活用と管理の「次の常識」は?EMMが企業に求められる“必然”【後編】

モバイル活用や効率的な管理を進める上で気になるのが先進企業の事例。モバイルへの期待が高まる中でどのようなツールやサービスを使っているのか。エキスパートが答える。

2016年09月28日 10時00分 公開
[ITmedia]

 企業によるスマートフォンやタブレットの導入が加速する中、徐々にその高い導入効果が聞かれるようになってきた。うまく導入できた企業では、モバイルのメリットをフル活用し、クラウドサービスなどともうまく組み合わせて大きな成果を上げている。ただ、一部の企業ではせっかく大々的に導入したスマートデバイスも、単に社外でメールやスケジュール帳をチェックするだけの利用にとどまっているのが実情だ。

 モバイル活用が思うように進まない理由は企業によってさまざまだが、中でもセキュリティ上の懸念からスマートデバイスの利用にさまざまな縛りを設けた結果、利用できる機能の幅やその使い勝手が大きく制限されてしまっているケースが多い。

 また逆に、単にデバイスを現場に配布しただけで「後はご自由にどうぞ」という運用でも、やはり活用はなかなか進まない。モバイルデバイスはあくまでもユーザーに新たなサービスや利便性を提供するためのパーツの1つにすぎず、それ単体でできることは限られている。本来ならこれにアプリケーションやネットワーク、クラウドサービスなどを組み合わせて初めてユーザーに価値を提供できるのだが、そこまでなかなか手が回らず思うような導入効果を上げられないケースも見られる。

 ではこうした限界を突破し、モバイルの真の価値を手に入れるためには、一体何をすればいいのだろうか。この分野のエキスパートに聞いた。


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