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2017年01月30日 10時00分 UPDATE
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複数のDell EMCサーバを一元管理するOpenManage Essentials(オープンマネージ・エセンシャルズ)

多くのIT管理者は、無償で提供されているソフトウェアは、それなりの性能しかないのでは、と思われる。しかし、OpenManage Essentialsの機能を見てみると、他社が有償で提供している管理ソフトウェアを凌駕する性能を持っている。

[ITmedia]

 Dell EMC PowerEdgeサーバが提供するiDRACやLifeCycle Controllerは、それぞれのサーバを単独で管理するテクノロジーだ。しかし、システムはサーバだけで成り立っているわけではない。ネットワークやストレージなど、さまざまな機器によって構築されている。

 iDRACやLifeCycle Controllerは、個々のサーバを管理するテクノロジーのため、複数のサーバやネットワーク、ストレージなどを管理するために別の管理ソフトウェア群が必要になる。こういったシステム管理ソフトウェアは、高額なものが多い。しかし、Dell EMCが提供しているOpenManage Essentialsは、Server Configurationという一部機能を除いて、無償で提供されている。

 多くのIT管理者は、無償で提供されているソフトウェアは、それなりの性能しかないのでは、と思われる。しかし、OpenManage Essentialsの機能を見てみると、他社が有償で提供している管理ソフトウェアを凌駕する性能を持っている。

 また、OpenManage Essentialsは、数百台、数千台のサーバがある大規模なデータセンタ向けで、数台、数十台のサーバを運用している中小企業にとっては関係ない管理ソフトウェアと思いがちだが、iDRACやLifeCycle Controllerを連動したり、サーバだけでなくネットワーク機器やストレージ機器などを一括して管理できるOpenManage Essentialsは、IT管理者が忙しかったり、情報システム部門の人数が少なく、恒常的に忙しい企業にこそ使ってほしい管理ソフトウェアだ。

 OpenManage Essentialsを利用することで、効率よくサーバやネットワーク、ストレージなどのシステムを管理できるようになる。インテル® Xeon® プロセッサー搭載のPowerEdgeサーバを複数台、導入されている環境では、OpenManage Essentialsは、その効率的な管理に非常に有用なツールだ。

OpenManage Essentialsは、単なる管理ソフトウェアというよりも、システムのライフサイクルをサポートする。

OpenManage Essentialsはどんな機能を持つのか?

 OpenManage Essentialsは、システム内にあるサーバを自動的に見つけたり、インベントリを確認することができる。また、各サーバの正常性の監視、サーバやネットワーク機器やストレージからのシステムアラートの表示、各機器のシステムアップデート、ハードウェアインベントリやレポーティングなどの機能を持っている。

 OpenManage Essentialsのダッシュボードを見れば、システム全体の正常性を簡単に監視することができる。

OpenManage Essentialsは、複数のサーバやネットワーク機器、ストレージ機器を一括して管理することができる。ダッシュボード画面では、システムの正常性を簡単にチェックできる

OpenManage Essentialsのコンソール画面は、Webインタフェースでグラフィカルな操作画面になっている

 サーバの管理に関しては、ハードウェアレベルでの監視だけではなく、OSレベルの監視機能も持っている。これにより、Windows Server、Citrix XenServer、Red Hat Linuxだけでなく、ハイパーバイザーのMicrosoft Hyper-V、Red HatのKVM、VMwareのESXiなどを一括して管理することができる。

 もちろん、ハードウェアレベルでの管理、監視は、Dell EMC PowerEdgeサーバが持つiDRACやLifeCycle Controllerなどと連携しているため、OpenManage Essentialsから各サーバの状態を一括して監視、管理することができる。

OpenManage Essentialsは、iDRACやLifeCycle Contorollerの機能をOS上から利用することができる

 また、プロファイルベースのサーバ プロビジョニング機能が提供されている。この機能を利用すれば、今までよりも63%もの短い時間でファームウェアのアップデートが行えたり、今までよりも40%以下の短い時間でサーバのセットアップを終了することができる。これは、他社の管理ソフトウェアに比べると、信じられないほどの短時間で作業が行える。

 これにより、システムを早期に運用できるようになったり、IT管理者の手がかからなくなることで、TCOの低減も狙える。IT管理者は、サーバの導入に時間をかけるよりも、新たなITソリューションの設計や開発に時間を振り分けることができる。

 OpenManage Essentialsは、システムの管理を行うOpenManage Essentials本体以外に、サーバのライセンス管理を行うLicense Manager、システムアップデートの管理やリポジトリの管理を行うRepository Manager、OpenManage Essentialsの監視情報やアラート情報をデル・テクニカル・サポートに送り、適切なサポートを受けられるようにするSupportAssistなどのソフトウェアで構成されている。

Repository Managerは、Dell EMCのサーバやネットワーク機器、ストレージのファームウェアやBIOS、ドライバのアップデートを管理する。OpenManage Essentialsと連携して、アップデートの自動化が行える

 OpenManage Essentialsでは、サーバだけでなく、Dell EMCのネットワーク機器、ストレージ機器、クライアントまで管理することができる。もちろん、Dell EMC以外の他社製品に関しては、業界標準の管理APIがサポートされていれば、OpenManage Essentialsで管理することもできる(Dell EMC製品は簡単にデバイスを見つけたり、ファームウェアなどのアップデートが行える)。

 最新バージョン(2016年10月現在)のOpenManage Essentials 2.2は、管理用のテンプレートが用意されているため、各サーバへの設定をテンプレートから一括して行うことができる。

 Dell EMCでは、Windows Server上でiDRACの機能利用できるようにOpenManage Server Administratorが用意されていたが、OpenManage Essentials 2.2では、OpenManage Server AdministratorをインストールしなくてもOSを経由してiDRACの機能が利用できる。もちろん、ファームウェアやBIOS、ドライバなどのアップデートも行える。

 また、 iDRAC Service Module(iSM)をインストールすれば、万が一iDRACがハングアップしたとしても、PowerShell、Linuxなどのスクリプトを使ってサーバOS上からiDRACのリセットを行うこともできる。VMwareのvSphereは、サポートされているWS-MANのAPIを使ってコントロールすることができる。

iSMを使えばコマンドラインからiDRACのリセットなどが行える。スクリプトで自動化を行うことができる

 この他、Active Directoryなどのシングルサインオン(SSO)に対応したiDRAC仮想コンソールをサポートしている。個々のサーバで設定されているiDRACのユーザーをActive Directoryなどと連携して、一括で管理できる。これなら、個々のサーバのiDRACごとにユーザーIDやパスワードを設定しなくてもいい。Active Directoryのユーザー権限によって、全てのサーバのiDRACにアクセスできる。

 また、OpenManage Essentialsは、Webインタフェースを使用した管理ソフトウェアになっている。このため、iPhoneやiPad、Androidスマートフォンやタブレットなど向けに専用のOpenManage Mobileというアプリが用意されている。このアプリを利用することで、IT管理者は、OpenManage Essentialsで管理しているアラート情報などをモバイル端末で受信することができる。

 もちろん、アプリを経由して、OpenManage Essentialsにアクセスして、各種の管理や操作を行うことができる。

 また、iDRAC Quick Syncと連携しているため、OpenManage MobileをインストールしたNFC対応のAndroid端末ならサーバにかざすだけで、設定の状態の確認、再起動や管理モジュールの設定を行うことができる。

 OpenManage Mobileは、iOSやAndroidなどのモバイル端末からOpenManage Essentialsの機能を利用することができる。OpenManage Mobileのアプリは、iPhone/iPadなどのiOS版はApple社のApp Storeから、Android端末の場合はGoogleのPlay Storeからダウンロードできる。

OpenManage MobileとiDRAC Quick Syncを使用することで、サーバにNFC対応のモバイル端末をかざすだけで、サーバの状態や設定が簡単に確認できる

OpenManage Mobileを使えば、いつでも、どこからでも、OpenManage Essentialsのアラートを知ることができる

 さらに、先日リリースされたOpenManage Mobile 1.5では、セキュリティ性を高めるため、OpenManage Mobile自体に指紋認証が採用された。これにより、モバイル端末を落としたり、どこかに置き忘れても、アプリ自体が指紋認証に対応しているため、他人がOpenManage Mobileを使ってシステムにアクセスされることはない。

OpenManage Mobile 1.5ではログインに指紋認証が採用された。これにより、IDとパスワードを使うよりもセキュリティ性が高くなり、指紋をタッチするだけログインできる

 OpenManage Mobile 1.5では、Dell EMCのPowerEdgeサーバのCPU情報、メモリ情報、データセンタのどのラックにあるのかといったロケーション情報も表示することができる。

OpenManage Mobile 1.5ではCPUの動作スピード、キャッシュメモリ、動作電圧、メモリのトータル容量や動作スピードなどの情報を見ることができる。ロケーションでは、データセンタのどのラックに現在見ているサーバが入っているかを確認できる

 これ以外にも、画面の広いタブレットに向けて、ユーザーインタフェース(UI)が改良されている。画面の小さいスマートフォンではシンプルで見やすいUIが必要とされるが、タブレットは画面が大きいためより使いやすくなっている。また、タッチ操作にも対応している。

OpenManage Mobileは、iPadなどのタブレットにチューニングされた画面とタッチ機能を持っている

タブレットに対応することで、スマートフォンでは全体像が分かりにくかったが、データセンタの多数のサーバを一目で確認できる

 OpenManage Mobileのスマートフォン向けのUIもグラフィカルになったことで、分かりやすい。これで使いやすさもアップしている。OpenManage Mobileは、インテル® Xeon® プロセッサー搭載のローエンドのPowerEdge T130サーバからハイエンドのPowerEdge R930サーバまで、PowerEdgeのフルレンジのサーバで使用でき、リモートのサーバ監視には非常な有効なツールになっている

情報の表示もグラフ化されたことで、状況を一目で確認できる

OpenManage Essentialsの動作環境は?

 OpenManage Essentialsは、DellのWebサイトにユーザー登録して、ダウンロードすることになる(http://marketing.dell.com/ome-software)。さまざまな機能が追加されているため、必ず最新版のOpenManage Essentialsをダウンロードして使用してほしい。

OpenManage Essentialsは、DellのWebサイトにユーザー登録してからダウンロードが可能になる。最新版は2.2(2016年10月現在)となっている

 OpenManage Essentialsの動作環境としては、Windows Serverが必要になる。また、ハードウェア環境としては、管理する機器の台数によって異なるが、最大100台までの小規模、最大500台までの中規模なら、OpenManage Essentialsが使用するデータベース(SQL Server)は無償で提供されているSQL Server Expressが使用できるため追加コストは必要ない(インストール時に自動的にインストールされる)。

 最大2000台、最大4000台といった大規模環境では、商用のSQL Server Standardが必要になる。

OpenManage Essentialsの動作ハードウェア環境。物理サーバでなくても仮想環境でもOK

OpenManage Essentialsは、Windows Server上で動作する。この他、データベースとしてSQL Server、UI用のアプリケーションとしてSilverlightが必要になる。基本的に、インストール時に、自動的にインストールする

 また、管理する機器の台数が増えるに従って、CPU、メモリ、ディスク容量が増えていく。

 管理用サーバとして物理サーバを1台割り当てるのはコストを考えると難しい。また、アプリケーションを動かしているサーバに管理用のOpenManage Essentialsをインストールするのも管理面から考えると薦められない。

 そこで、お薦めしたいのが、OpenManage EssentialsをWindows Serverの仮想環境で動かすことだ。これなら、物理サーバ上で管理環境とアプリケーション環境を切り離して動かすことができる。OpenManage Essentials自体は、仮想環境での動作を考えて、仮想環境そのものも管理できるようになっている。

 Windows ServerのOSが管理用に必要になるが、Windows Server Datacenter エディションを使えば、1台の物理サーバ上に無制限の仮想化されたWindows Serverを動かすことができるため、追加コストも必要ない(Windows Server Standardは2つの仮想化インスタンスをサポート。ライセンスを追加することで仮想インスタンスを増やすことも可能。ちなみに、Windows Server 2016では今までのライセンスが変更されているため注意が必要)。

 中小企業において、サーバやネットワーク、ストレージなどの機器をできるだけ簡単で、楽に、人手をかけずに管理できるかがIT運用の重要な要素となっている。

 OpenManage Essentialsは、無償でありながら、高額な管理ソフトウェア以上の機能と性能を持っている。もちろん、人手の足りない中小企業にとっては、複数のインテル® Xeon® プロセッサー搭載のPowerEdgeサーバ機器をハードウェアレベルから簡単に管理できるのは大きなメリットがある。

 有償で販売されている管理ソフトウェアにコストを費やすなら、その分のコストをアプリケーション開発にかけたり、一段階性能の高いサーバを購入するなどができる。

 OpenManage Essentialsにおいては、安かろう、悪かろうというのは通用しない。ある意味Dell EMCからIT管理者への贈り物といえるかもしれない。


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