GoogleやMozillaが“HTTPサイト根絶運動”に本腰、Web担当者は何をすべきか?HTTP接続、終わりの始まり

「Google Chrome」「Firefox」といった主要なWebブラウザが、WebサイトのHTTPS化を促す取り組みを進めている。その背景には何があるのか。企業が取るべき手段と合わせて解説する。

2017年01月31日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 Webサイトの全てのページをHTTPS化し、強固に保護されたWebサービスやコンテンツを提供する「常時SSL化」が、いよいよ本格的な普及期に入ろうとしている。主要Webブラウザである「Google Chrome」(以下、Chrome)の最新版では、パスワードやクレジットカード番号などを入力するWebページがHTTPS化されていない場合、閲覧者に注意を促す警告文を表示する。同じく主要Webブラウザである「Firefox」も同様に、HTTPS化されていないWebサイトに警告を表示する動きがある。

 企業にとって、自社のWebサイトは“顔”というべき重要なマーケティングの場だ。EC(電子商取引)サイトや会員制サイトの運営企業にとっては、顧客の信用が特に重要なビジネス要素となる。主要なWebサイトから「安全ではない」というレッテルを貼られることが、ビジネスにどれほどのインパクトを与えるかは容易に想像できる。全てのWebサイト運営者にとって、常時SSL化は必須の対策なのだ。

 本稿では、常時SSL化の重要性と、その方法について詳しく解説しよう。


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