テレワークの第一人者に聞く 「働き方改革」を成功に導く鍵とはテレワークで生産性は向上するのか?

「働き方改革」の実現に向けて、テレワークという働き方に注目が集まっている。テレワーク導入を成功に導くためのヒントをエキスパートに聞いた。

2017年03月24日 10時00分 公開
[ITmedia]

 政策として「働き方改革」が推進されていることもあり、テレワーク導入企業は増加傾向にある。総務省の通信利用動向調査(2015年)によれば、テレワークを導入している企業の割合は16.2%で、2014年の11.5%から4.7ポイント上昇している。とはいえテレワークを導入している企業のうち、テレワークを利用する従業員の割合が5%未満の企業は41.7%、5〜10%未満の企業は10.2%、10〜30%未満の企業は32.7%だった。30%以上の従業員がテレワークを利用する企業の割合は15.4%にすぎず、「普及した」とは言い難い数字だ。

 多くの場合、企業がテレワーク導入を進める際には、ICT優先で計画を考えてしまいがちだ。しかし、テレワークに関するコンサルティングを手掛けるテレワークマネジメントの代表取締役である田澤由利氏は「テレワークとは“新しい働き方”だ」と語り、テレワークに対する意識改革の重要性を説く。

 本稿では、田澤氏によるテレワーク普及を阻む課題の解説とともに、職場でテレワーク制度を推進する際の具体的な方法について紹介する。


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