構築例で学ぶ「ネットワーク仮想化」、導入前に知っておきたいセキュリティ知識ヴイエムウェア株式会社提供ホワイトペーパー

サイバー攻撃から自社のネットワークを守るセキュリティ対策としても導入が進むネットワーク仮想化。関連技術の中でも特に注目されている「分散ファイアウォール」を中心に、ネットワーク仮想化における重要ポイントを解説する。

2017年08月02日 10時00分 公開
[ITmedia]
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 インターネットと社内ネットワークの境界に物理的なファイアウォールを設置して、外部からの不正アクセスを遮断する手法は広く利用されている。しかし、このような構成は、フィッシングなどによって社内ネットワークに侵入したマルウェアの拡散を防ぐことはできない。

 これに対して、仮想化されたネットワーク上では、仮想マシンごとに仮想ファイアウォールを構築する「分散ファイアウォール」環境が容易に構築できる。これにより、仮想マシンやシステム、ネットワーク単位でのアクセス制御が可能となり、仮想マシンがマルウェアに感染しても、他の仮想マシンへの拡散を抑えられる。

 この手法は、システム監査対応の迅速化や統合DMZ基盤のスモールスタートなど、さまざまな場面で有効だが、ネットワーク仮想化のメリットはこの他にもある。本コンテンツでは、ネットワーク仮想化を始める前に押さえておきたいポイントを、3つのプロジェクト例を交えつつ紹介する。