ディープラーニングの業務利用、あのAI技術はなぜ結果を出すのか製造や金融、サービス業など広がる事例を紹介

人工知能(AI)技術が急速に普及し始めている。特に注目されるのがディープラーニングの適用。どのような課題を解決し、ビジネスに役立っているのか。最新情報をお伝えする。

2017年08月02日 10時00分 公開
[ITmedia]

 日本における主要産業である製造業において人材不足や技術/ノウハウの継承などの問題が顕在化している。また、金融やサービス業では顧客満足度の向上や優良顧客の発掘のために新たな手法を模索している。その解決策として注目されるのが人工知能(AI)による業務の支援だ。ただ、その業務支援は簡単には実現できない。AIを活用するには社内におけるAIの知識に加えて、データの準備や分析モデルの作成に精通したデータサイエンティストが必要だ。加えて、高度なディープラーニングを行うには、学習モデルを作成するためのデータ(お手本データ)を十分に用意する必要がある。多くの企業ではこれらのハードルを越えることができずにAIに踏み出せないのが実情だ。

 しかし近年、上記の課題を解決し、AI技術を活用しやすくする支援環境が整い始めた。これによってAIの適用事例も増えつつある。省力化、均質化、人為的ミスの防止、サービス向上などの実現策として、AI技術の活用が現実になってきたといえる。では、具体的にどのようなAI技術の支援環境があるのか。次のページで詳しく見ていこう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:日本電気株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部