2018年11月30日 08時00分 公開
特集/連載

1000人のアナリストを導入してもムリセキュリティ業務を自動化するスタバの挑戦

1日に300万件発生する従業員のログイン、コーヒーマシンを含む20万のエンドポイントから収集するデータ。これらのセキュリティ業務を人間が行うのは不可能だ。そこでスターバックスは業務の自動化に取り組んでいる。

[Clare McDonald,Computer Weekly]

 Starbucksは、Splunkの「Phantom」を使ってセキュリティの日常作業を自動化し、サイバープロフェッショナルの時間を節約している。

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 米フロリダ州で開催された「Splunk.conf 2018」でStarbucksの情報セキュリティ主任を務めるマイク・ヒューズ氏が講演し、セキュリティ運用のプロセスを自動化する2つのユースケースを紹介した。

 「当社はまず攻撃者が誰で、何を目的としているか、その攻撃を防御するのに何が必要かを問うことにしている」(ヒューズ氏)

 最も厄介なのは「速度が速く、量が大きい」攻撃だ。こうした攻撃を検知できずに放置すると、多くの問題を引き起こす恐れがある。技術が変化する速度によって生まれる課題と相まって、こうした攻撃が引き起こす問題には大きなチームを編成して対処する必要がある。

 ただし「発生する問題の量が莫大(ばくだい)になるため、人員を投入するだけでは対処できない」(ヒューズ氏)。こうした問題は、セキュリティの知識があっても「見つけるのが極めて難しい」だけではない。Starbucksは従業員だけでも何百という拠点から1日300万件ものログインがある。また、従来型のPCからモノのインターネット(IoT)接続型のコーヒーマシンまで、20万ものエンドポイントからデータを収集している。

 「当社は多数のスタッフを抱える大企業だ。1000人のアナリストを導入しても見逃しは起きるだろう」と同氏は話す。

 そのためStarbucksは脆弱(ぜいじゃく)性管理、ウイルス対策、ID管理、メールのウイルス予防策など、仕事量の多い分野の自動化を目指している。

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