本当は怖いファイルサーバのアクセス権管理、効率的で安全な運用とは?管理を怠れば“無法地帯”

ファイルサーバを管理する上で最も難易度が高い作業は「アクセス権の管理」だ。セキュリティ面でも非常に重要な作業だが、煩雑で抜け漏れも起こりがちだ。効率良く、かつ確実にアクセス権を管理するにはどうすればよいのだろう。

2018年11月30日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ファイルサーバを管理、運用する上で、最も難易度が高い作業の一つが「アクセス権の管理」だ。機密情報や個人情報など企業にとって秘匿性の高い情報が記されたファイルを格納するファイルサーバを厳格に管理し、かつ利便性を保って社内の情報共有を促進するには、それぞれのファイルやフォルダに適切なアクセス権を付与する必要がある。

 アクセス権を正しく管理することは、不正アクセス防止の観点からも重要だ。また、部外者を遮断することで不用意な操作によるデータ損失事故が起きる可能性も低減するだろう。

 しかし、Windowsにおけるフォルダやファイルのアクセス権の設定管理は、言うほどたやすくない。うまく運用できれば高い効果を生むが、その設計には複雑な面もあり、熟練管理者でもちょっとした落とし穴にはまってセキュリティリスクを招き入れてしまうことがある。ましてや、管理者にスキルがないケースや少ない人数で大規模なファイルサーバを管理しなくてはならないとなると、さまざまな困難に突き当たる。

 では一体どんな手を講じれば、ファイルサーバを効率的に、かつ確実に管理できるようになるのだろうか。


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