HCI選びのキモは導入後の運用管理コスト削減がポイント運用管理と障害対応の機能に注目

IT運用管理を楽にするHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)に注目する企業は増えつつある。HCI選びで失敗しないためにも、運用管理やバックアップなど「使いやすさ」の観点で何を重視すべきかについて、最新事情を交えて識者が説明する。

2019年01月10日 10時00分 公開
[ITmedia]

 HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)市場は成熟期を迎えている。提供するベンダーが増え、各社の製品ラインアップは充実している。これからHCI導入を検討する企業はどのような観点で製品を選ぶべきだろうか。

 サーバとストレージを仮想化し、ハードウェアをあらかじめ組み上げた状態で提供するのがHCIだ。主なメリットはITインフラをシンプルにできる点だ。サーバ、ストレージ、ネットワークスイッチの機能が1つのハードウェアに備わっているため、従来一般的だった3層構成に比べれば導入も運用も容易になる。HCIのこうしたコンセプトは各社同じだが、近年では独自の付加価値を搭載して差別化につなげる製品もある。中でも注目すべき独自機能は、運用管理とバックアップだ。

 特に運用管理に携わるスタッフが少ない企業ほど、日々の運用管理やバックアップ設定を自動化して作業負荷を軽減したいはずだ。こういったニーズに合致したHCI製品も登場している。HCIのホットな最新動向について、HCI製品を提供するベンダーとしての立場から識者2人に語ってもらった。


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