「今年のガートナーとフォーブス・コムによる調査では初めて、CEOがIT投資を評価するための主要なツールとしてROAを挙げた」とガートナーのアナリスト、ジョージ・ロペス氏は語る。これが意味するのは、CEOは生産性の向上という成果をIT投資から期待しているということだ……
2005年を振り返ると競争が激化し、情報があふれ、企業はM&Aを繰り返した。こうした状況の中で、IT部門がなすべきことは何だろうか。
調査会社ガートナーのアナリスト、ジョージ・ロペス氏は、もはやコスト削減だけでは不十分だとして、根本的な生産性向上プロジェクトを提案(および実施)することが必要だ主張する。また、CEOは経営陣が情報の洪水でもがき苦しんでいると感じており、IT部門は経営幹部にとって本当に必要な情報だけを選び出すツールに資金を再配分して、彼らの生産性を高めることが必要だと主張する。また、M&Aのトレンドは2006年も続き、多くの企業の事業計画に混乱をもたらすと見ている。そこでIT部門はモジュラー化に力を入れ、柔軟性を高めるインフラへの投資の必要性をアピールすることが必要だという。
またロペス氏は「今年のガートナーとフォーブス・コムによる調査では初めて、CEOがIT投資を評価するための主要なツールとしてROAを挙げた」と語る。これはCEOが生産性の向上という成果をIT投資から期待しているということを意味するという。
さらにロペス氏は、2006年に向けた3つの予想を語った……
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