ユーザーのストレスを無視したプロジェクトは失敗するColumn

プロジェクトが失敗する原因の1つとして、変化や業務の中断がユーザーに大きなストレスを与えることが挙げられる。

2006年02月02日 09時16分 公開
[TechTarget]

 筆者はこの半年の間に、2人のCIOから販売、注文処理、顧客サービスなどに関連した5つのプロジェクトが失敗した原因の分析を依頼された。プロジェクトマネジャーたちにインタビューをして明らかになったのは、5つのプロジェクトのうち4つは開発の最終段階までほぼ順調に進行していたということだ。しかしこれらのプロジェクトが、ユーザーによるテスト、ユーザーのトレーニング、配備というサイクルに入ったところで問題が発生した。結局、3つのプロジェクトが配備の前に中止になり、2つのプロジェクトが運用段階に入ってから3カ月後に中止された。これらのプロジェクトの開発経緯を詳細に分析した結果、ユーザーに大きなストレスを与えたことが、失敗の最大原因であることが分かった。ユーザーが受けるストレスの程度は、次の5つの要因で決定される……

ITmedia マーケティング新着記事

news112.jpg

「インクルーシブマーケティング」実践のポイントは? ネオマーケティングが支援サービスを提供
ネオマーケティングは、インクルーシブマーケティングの実践に向けたサービスを開始した...

news135.jpg

Xが新規アカウントに課金するとユーザーはどれほど影響を受ける? そしてそれは本当にbot対策になるのか?
Xが新規利用者を対象に、課金制を導入する方針を表明した。botの排除が目的だというが、...

news095.jpg

Googleの次世代AIモデル「Gemini 1.5」を統合 コカ・コーラやロレアルにも信頼される「WPP Open」とは?
世界最大級の広告会社であるWPPはGoogle Cloudと協業を開始した。キャンペーンの最適化、...