ネイティブXML DB機能を用いたRSSリーダーハイブリッドデータベースで体験するWeb2.0【第2回】

前回は、SQL/XML発行関数を使ってRSSデータを生成する方法を紹介した。今回はWebサイトから発信されているRSSデータを読み込み、それをブラウザ画面上に表示してみよう。SQL/XMLとXQueryとを組み合わせればHTMLが生成できるのだ。

2006年12月19日 15時19分 公開
[TechTarget]

 今回は、Web2.0時代を象徴するアプリケーションの1つとして、RSSリーダーを紹介したい。これは文字通りRSSを読み込むアプリケーションである。DB2 9のXMLデータベース機能を用いると、RSSデータの取得・更新はもちろん、HTMLの生成処理まで任せることができる。

 HTMLの生成処理は、通常JavaやPHPなどのアプリケーションが担うものだ。前回紹介したSQL/XMLやXQueryを用いれば、そうした処理もDB2 9でこなせるようになる。

 データベースで複雑な処理を行う場合は、これまではストアドプロシージャを作成するのが一般的であったが、一般的なSQLを実行するのと同じ手法でXQueryを実行すれば、かなり複雑な処理も行うことができる。

 前回はSQL文の中でXQuery文を実行する方法を紹介したが、今回はその逆の、XQuery文でSQL文を実行する方法を紹介しよう。