宇宙飛行士3名の命を救った「構成管理」の重要性これなら分かる!「ITIL理論」【後編】

映画『アポロ13』を題材にITIL理論を学ぶ連載第2回。今回も映画のストーリーとITIL理論をひもづけ、「構成管理」について分かりやすく解説する。

2007年01月11日 00時00分 公開
[TechTarget]

日本ヒューレット・パッカード株式会社

ソフトウェア統括本部

シニア・テクニカル・コンサルタント

久納 信之氏

【専門分野:ITガバナンス/ITサービスマネジメント/ITIL】

前職では長年大手消費財メーカーのIT部門にてITIL実践に従事。現在は前職でのユーザー側の経験を生かし、エバンジェリストとしてITサービスメネジメント/ITILの普及活動や実践の支援、および、HP OpenView製品の導入コンサルティングを行っている。itSMF Japan SLA分科会座長、EXIN ITSMマネージャ資格試験採点を担当。


 第1回では「リリース管理」と「インシデント管理」の重要性について解説した。

 月着陸船へ緊急避難した宇宙飛行士3名。地上ではなんとか3人の飛行士たちを無事に帰還させようと次々とアクションを起こすが、そのアクションを効果的に支えているのが「構成管理」である。今回は『アポロ13』にみる「構成管理」の重要性を解説する。