多くの企業が対応に苦慮しているスパムメール。Webサービスを多数展開するリクルートも例外ではなく、ユーザーとの重要な接点である問い合わせ宛のメールの8割がスパムに蝕まれるという危機に瀕していた。その解決のためリクルートが選んだのが、スパムメール対策ソリューション「IronMail」。その導入の決め手はいったい何だったのか? ここではメディア事業のスパム対策という、貴重な導入事例を紹介しよう。
リクルートといえば、「リクナビ」や「住宅情報ナビ」「じゃらん.net」「ゼクシィ」など、多くのサービスをWebで提供している。同社では、読者からのメールによる問い合わせの対応を効率化するために、複数のサービスの問い合わせメールを一カ所にまとめ、それぞれのサービスに振り分けて転送するという問い合わせシステムを構築している。
しかし、問い合わせメールのアドレスは各所で公開されているため、スパムメールのターゲットになりやすい。その数は年々増加していたが、2006年は特に急増し、問い合わせメール全体の約8割を占めるまでになった。この増大するスパムの振り分け作業の負荷を軽減するために選択したのが、電子メール・セキュアゲートウェイアプライアンス「IronMail」だ。ここではその導入効果を見ていこう。
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