ストレージ仮想化ソリューションが前モデルのスピードを75%上回るベンチマーク結果を達成
日本IBMは7月13日、米IBMの主力ストレージ仮想化ソリューションが、前モデルのスピードを75%上回るベンチマーク結果を達成し、ストレージ・システムの業界団体であるStorage Performance Council(SPC)より現時点で世界最速・最強のストレージ仮想化ソリューションとして認定されたと発表した。認定されたソリューションは、同社の「IBM System Storage SAN Volume Controller(SVC)」ストレージ仮想化ソリューション。
今回提出されたSPC-1結果では、以前に提出したSPC-1結果より75%以上も高速な272505.19 SPC-1 IOPSというパフォーマンスを示した。これはSVC自身が保持していた世界記録を塗り替える結果であり、I/Oスループット(IOPS、input/output requests per second:1秒あたりの入出力回数)の新たな世界記録を樹立したことになる。さらにSVCは、以前のSPC-2結果より50%も高速な7084.44 SPC-2 MBPSというSPC-2結果を達成した。この結果もSVC自身が持っていた世界記録を更新する新記録となっている。
SVCを利用することで、ユーザーはSVCによってサポートされているEMC、IBM、HP、日立などのストレージ機器を任意に組み合わせて統合的に仮想化でき、管理を容易にしながら柔軟なストレージ環境を展開できるとしている。
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