開発環境の実装により、プラットフォーム戦略を本格化
セールスフォース・ドットコムは7月18日、オンデマンドアプリケーション「Salesforce」の最新バージョン、「Salesforce Summer '07(以下、Summer '07)」を発表した。今回のバージョンアップにより、既存のSalesforceのカスタマイズや修正などが可能なセールスフォース・ドットコム独自の開発言語、「Apexコード」が一般提供される。ApexコードはJavaに似た開発言語であり、これにより作成されたアプリケーションはすべてWebサービスとして提供でき、SOAP標準およびXML標準を通じてアクセスできる。また、ユーザーがApexコードを使って作成したさまざまなアプリケーションは、Salesforceと同様、自動的にアップグレードされるという。
同社は、Salesforceに開発環境が実装されたことにより、「PaaS(Platform-as-a-Service:サービスとしてのプラットフォーム)」という言葉を使って同社のサービスを説明。今後もプラットフォーム戦略を積極的に進めていくとしている。なお、Summer '07は、2007年8月より提供を開始する。
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