デュアルコアプロセッサ搭載で処理性能を現行機種から約7割強化し、シンクライアントユーザーの利便性向上のために管理ソフトウェアの仮想化機能を拡張
日本ヒューレット・パッカードは8月30日、ブレードPC「HP bc2500 Blade PC」の販売を開始したと発表した。本製品は、クライアント統合ソリューション「HP RCS(HP Remote Client Solution)」の核となるブレードPCの最上位機種となる。
デュアルコアプロセッサ「AMD Athlon 64 X2 3000+」の搭載により、従来モデル「HP bc2000(Athlon 64 2100+搭載)」と比較して約1.7倍の処理速度を実現。メモリは標準で2Gバイト搭載しており、データ量の大きいExcelのワークシート計算や、建設業・製造業などの分野でニーズが高いCADビューアなど、より負荷の高いアプリケーションも容易に扱えるとしている。OSはWindows Vista Businessを標準搭載。Windows XP Professional対応のドライバも用意するため、Windows VistaとXPの混在環境でも利用できる。価格は19万9500円(10パックは192万1500円)。
また、本製品を含むブレードPCやブレードワークステーションの管理ソフトウェア「HP Session Allocation Manager(HP SAM)」の仮想化機能の拡張も実施。シンクライアントの仮想化の幅を広げ、ユーザーの利便性向上に貢献するとしている。さらに、大規模クライアント環境のデータセンターへの統合化を促進する施策として、同社工場で事前にセットアップやラッキングを行ってから出荷するサービス「HP Factory Express」の、ブレードPCおよびブレードワークステーションへの対応を開始している。
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