SAN(Storage Area Network)は、各種のデータストレージデバイスをデータサーバに接続する高速な専用ネットワーク(あるいはサブネットワーク)で、大規模なネットワークのユーザーにサービスを提供する。一般に、SANは企業のコンピューティングリソースのネットワーク全体の一部を構成する。SANはほかのコンピューティングリソース(IBM z990メインフレームなど)に隣接する形でクラスタ化されることが多いが、バックアップやアーカイブ用のストレージとして離れた場所に拡張される場合もある(その場合はATMやSONETなどの広域ネットワークキャリア技術が用いられる)。
SANでは、ESCON(IBMの光ファイバ方式の接続技術)などの既存の通信技術を利用できるほか、比較的新しいファイバチャネル技術を使用することもできる。SANをPCの共通ストレージバス(データが流れるバス)に例えるSANシステムインテグレーターもある。PC内でハードディスクやCD-ROMドライブなど各種のストレージデバイスがバスを共有するところが似ているからだ。
SANはディスク監視、バックアップ/リストア、アーカイブ保存/アーカイブデータの取り出し、ストレージデバイス間でのデータ移動、ネットワーク内の異なるサーバ間でのデータ共有などの機能をサポートする。NAS(Network Attached Storage)システムが含まれるサブネットワークをSANに組み込むことも可能だ。
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