情報漏えい対策として、私用PCの企業ネットワーク接続や業務用PCの社外持ち出しを禁止している企業は少なくない。しかし、それでは業務効率の低下や社員のストレスを引き起こしてしまう。解決策はないのか?
社員が会社のPCを社外に持ち出す理由は、出張先や自宅での作業など、業務上その必要があるためだ。しかし、社員のPC持ち出しはウイルス/スパイウェアの感染や情報漏えいなどを引き起こす可能性があるため、大きなリスクと見なされている。実際、業務用PCの持ち出しを一切禁止している企業も少なくない。
PCの持ち出しを禁止すればセキュリティは確保できるのか? 答えは否だ。もしかしたら、管理をくぐり抜けてPCを持ち出す社員がいるかもしれない。あるいは、データをUSBメモリを使って持ち帰り、自宅の私用PCからその情報が漏えいするかもしれない。しかし、だからといって作業を社内のみに制限してしまっては業務効率が低下するばかりか、社員のストレスを招くことにもなるだろう。
では、どうすればよいのか? 情報漏えいを徹底的に予防するには、従業員を教育しセキュリティ意識を高めることが重要だ。しかし、教育だけでも情報漏えいを防ぐことはできない。社内ネットワークにアクセスするすべてのPCに対して、システマチックにセキュリティを確保できる仕組みを実装する必要がある。「Symantec On-Demand Protection」は、仮想的なデスクトップ環境を作ることで、社外からでも安全にPCを使用できるようにする。情報流出の危険を最小限に抑えることのできる同製品の仕組みを解説する。
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