避けて通れないマイグレーションを「軽く」済ませる新手法マイグレーション専用ソリューション「Double-Take Move」

企業システムのマイグレーションは、一般的にコストもリスクも高いと思われているが、システムを運用し続けていく以上、避けて通ることもできない。どうすれば効率的なマイグレーションを実現できるのだろうか?

2009年09月07日 00時00分 公開
[ITmedia]

 企業にとって、自社システムの一部またはすべてを最新のハードウェアやプラットフォーム上に移行するマイグレーションは、定期的に発生する重要プロジェクトである。最近では、別ハードウェアへの物理的な移行だけではなく、運用コスト削減などを目的とする仮想化環境への移行にも注目が集まっている。また今後は、クラウドコンピューティングの普及に伴い、自社環境からデータセンターへのマイグレーション、あるいはデータセンター間のマイグレーションといったニーズが増えてくることも予想される。

 しかし一方で、マイグレーションの実施に当たっては多大な工数・コストが掛かるとともに、稼働中のシステムの安定性を損なうリスクも生じる。たとえ移行後のシステムが安定稼働したとしても、移行作業に伴うシステム停止は業務に大いに影響を及ぼす。加えて、多種多様なハードウェア、ソフトウェアが混在するヘテロジニアス(異機種混在)な環境も、マイグレーションの実施を困難にしている一因となっている。そのため、マイグレーションの必要性は認めながらも実施を回避してきた結果、老朽化したシステムを長期間にわたり運用し続けざるを得ない企業が多いのも事実だ。

 そこで、これらの課題を解決し、企業のマイグレーションプロジェクトを強力にサポートするべくシーティーシー・エスピーが提供を開始したのが、マイグレーションソリューション「Double-Take Move」(ダブルテイク・ムーブ)である。Double-Take Moveは、同じく同社が提供するリアルタイムデータレプリケーション/フェイルオーバー製品「Double-Take」(ダブルテイク)の基本技術をそのまま利用し、マイグレーション用途向けにパッケージングした30日間限定の新ライセンスモデルだ。

 Double-Takeは、世界で15万ライセンス以上の販売実績を誇り(2009年8月現在)、国内では2000年に同社が日本国内に初めて紹介して以来、1500社を超える(2009年8月現在)ユーザーを獲得しているソフトウェアである。そのDouble-Takeが従来備えるリアルタイムでのデータレプリケーション機能を活用することにより、マイグレーション時に発生するダウンタイムの極小化を実現している。また、たとえヘテロジニアスな環境でもシステム領域を含めたマイグレーションを容易に行える点も大きな特徴だ。価格も非常に安価に抑えられており、コスト面からも企業のマイグレーションプロジェクトを支援する。

 これまでコストやリスクの面からマイグレーションを見合わせてきた企業、あるいはこれまでマイグレーションプロジェクトで「痛い目」に遭ってきた企業にとっては、Double-Take Moveは注目に値するソリューションだといえるだろう。以下、その詳細について見ていくことにしよう。


提供:シーティーシー・エスピー株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTarget編集部