最も身近な危機“パンデミック”へのBCPを考える自宅からオフィスPCへ簡単にアクセス可能な「DesktopDirect」

企業のBCPで想定される危機の中で、現在最も身近な問題が“パンデミック”だ。その有効な対応策である「リモートアクセスによる事業継続環境の構築」を低コストかつ短期間で実現する方法を紹介する。

2009年10月26日 00時00分 公開
[ITmedia]

 災害や事故などの予期せぬ事態を想定して、必要最低限の事業活動を継続するために企業が策定する「BCP(事業継続計画)」。地震や台風、テロなど想定される事態はさまざまだ。その中でも、現在発生する可能性が最も高い危機が「新型インフルエンザのパンデミック」である。

 日本政府は「日本国内で新型インフルエンザが流行した場合、その発症者数は約3200万人になり、最大で約4割の従業員が欠勤する」という予測を発表している(※)。その場合、従業員の欠勤による生産性の低下や納期の遅れなどで、企業の経営に大きな影響を与える可能性が高い。

※ 中小企業庁『新型インフルエンザとBCP(事業継続計画)』より。

 多くの企業では従業員の感染防止が最優先され、従業員に在宅勤務をさせるなどの「リモートアクセスによる事業運営体制」へ移行する措置が取られる。しかし、パンデミック対策として有効な“リモートアクセス環境の構築”には幾つかの課題が存在する。本稿では、それらの課題を解決する具体的な方法を紹介する。

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