もうストレージ管理で悩まない。クラウド時代の新発想ストレージ統合型ストレージ「IBM XIV」

クラウドコンピューティングの利用が活発化すると企業の情報システムが扱うデータ量はますます増加することが予想される。そうした時代の変化に、大胆な発想で対応するエンタープライズストレージシステムが生まれた。

2010年02月26日 00時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 最近、プライベートクラウドを構築して、低コストで情報活用を促進させる動きが活発化している。この際に、仮想化を行ってサーバ統合を進めるわけだが、実際運用を開始すると、ストレージがネックになって思ったようなパフォーマンスが出ないケースが増えているという。これは、仮想マシンがどれだけ社内で発生し運用されるかという予測を見誤り、ストレージの設計が実態とそぐわないことに起因する。これはストレージの設計ミスだったのか? いや、そうではない。そもそもクラウド時代を迎えた今、トランザクションの量やパターンを予測するのは不可能に近く、事前に精密なストレージの設計をすること自体がナンセンスといえる。

 一方、ストレージは保管データの整合性を保持する必要があり、リブートで復元できるサーバと比較して障害時のインパクトが非常に大きく、その運用は慎重にならざるを得ない。そのために自社ストレージの設定、運用といった一連の作業は外部ベンダーに任せているケースも多いという。しかし、ITコストの徹底した削減が叫ばれる中、ストレージの運用管理を内製化せよ、という要請が強まっている。ストレージに掛かるコストのうち、ハードウェア購入コストは20%、その後の運用管理コストは80%というのが一般的だ。この数字から見ても内製化の圧力はある意味当然ともいえる。

 こうした状況の中、RAIDを使わないという非常に大胆な発想でストレージの設計を不要にするとともに、運用管理の自動化を徹底追求したエンタープライズストレージシステムが開発された。これまでユーザーを悩ませてきたストレージに掛かる手間とコストは、あるカリスマ開発者が生み出した斬新なアーキテクチャを持つストレージシステムによって大きく低減されることになった。


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