ERPやCRM、金融システムだけでなく、メールシステムやグループウェアも今や無停止という条件が掲げられようになった。仮想化技術の導入、クラウドシステムへの発展が進む中で注目されているのが無停止型サーバだ。
「数千社の顧客に情報サービスを提供する企業」「数千人の患者のデータを扱う総合病院」など、大規模なシステムインフラを保有する企業、団体は止まらない、止められないシステムを常に抱えてきた。こうした組織がトップランナーとなり、仮想化技術を導入し、構築や維持のコストを削減し、場合によってはクラウドシステムの構築へと進展している。
この流れは既に当たり前のものとなり、中規模クラスのシステムを保有する企業も仮想化導入に踏み切り、まずはコスト削減の課題をクリアしようとしている。しかしここで忘れてはならないのは、可能な限り無停止のシステムであることを担保し続けることである。
仮想化技術を導入することで多くのユーザーが心配しているのは、サーバが集約されることでハードウェア障害の影響範囲がこれまでよりも増大することだ。障害発生に備えて、企業システムではさまざまな方法で策を打ち、可能な限り停止しないシステムを目指している。
クラウドシステムへの発展を見越して仮想化技術の導入を進めても、問題発生時の対応のノウハウがいまだ確立しておらず、システム停止を余儀なくされるケースが実は多いという声も聞かれるようになった。そこで注目されるのが無停止型サーバである。創業以来30年間、冗長化システムのデファクトスタンダードとして高可用性無停止型サーバを提供し、保守管理も含めてユーザーのニーズに応えてきたストラタステクノロジーが、こうしたユーザーに何を提言し、どんなサービスを提供するのかを見ていこう。
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