検索エンジンの検索結果を悪用するマルウェア攻撃によって、リンク先へのアクセスをためらうユーザーが増えている。SEO対策の効果を損なうことなく、ユーザーがアクセスしやすいWebサイトにするために必要な対策とは?
インターネットの普及に伴い、オンラインショッピングやネットバンキングといった利便性の高いサービスを利用する機会が増えている。自社サイトへの訪問者を増やすためにSEO(検索エンジン最適化)対策を施す企業も多い。しかし、そうした施策を悪用する手口も増えている。
「検索エンジンでキーワードを検索したところ、表示された検索結果の3分の1は危険なリンクだった」。米シマンテックが2010年6月に発表した調査結果だ。“危険なリンク”とは、ユーザーのPCをマルウェアに感染させたり、ユーザーIDやパスワードなどの個人情報を不正に取得することを目的とした悪意のあるWebサイトへ誘導することだ。特に、Webサイトにアクセスするだけでマルウェアに感染させる「Drive-by download(ドライブバイダウンロード)」攻撃が近年増加しており、ユーザーにWebサイトへのアクセスをためらわせるなど、企業の機会損失につながるケースも少なくない。
そうした中、検索結果画面でも“安心してアクセスできるWebサイトであること”を証明する機能を効果的に活用し、自社サイトの付加価値を高めることに取り組んでいる企業も存在する。
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