災害・障害に強いメールシステムは「アプライアンス」で作るアプライアンス型メールサーバ「Mirapoint Message Server」

震災で電話や移動手段がストップしてしまう中、電子メールの重要性を再認識した企業は多いことだろう。今後の事業継続計画のためにメールシステムの見直しを考える。

2011年07月29日 18時00分 公開
[ITmedia]

 東日本大震災により、多くの企業は自社のITシステムのさまざまな弱点を知ることになった。ビジネスの大半をITシステムに強く依存する今、ITシステムに保存されているデータを確実に保護することはもちろん、ITシステムそのものを停止させないことが事業を継続する上で重要になる。そのためにも、ITシステムのダウンタイムをできる限り短くし、迅速に復旧できる態勢を整えることが肝要だ。

 それは、何もビジネスの根幹を支えるコアな業務システムだけに限らない。例えば、ビジネスのコミュニケーション手段として欠かすことのできないメールシステムも、決して止めてはいけないものと考えるべきだろう。メールシステムにはさまざまなビジネスの記録が残されている。業務システムが止まってしまっても、メールによるコミュニケーションが確保されていればビジネスを何とか継続できるということもある。

 実際、東日本大震災ではメールシステムの停止によって事業の継続が困難になった例がある。ある大手企業では、被災地にあった主要生産拠点にグループ全体のメールシステムを置いていた。システム自体は堅牢な造りのデータセンターにあり、機器の故障もデータの消失も免れた。ところが震災後の長期にわたる停電により、メールシステムは全く機能しなくなってしまったのだ。もちろん事業継続は困難になり、メールシステムの復旧だけで数日間を費やすことになったという。

 今や、ビジネスにとって最も重要といっても過言ではない通信手段であるメールシステムを、決して止めないようにするにはどうすればよいか。

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