機密文書のやりとりは「メールに添付」でよいのか? ファイルサイズが増大する現在、まずは既存メール環境にファイルをセキュアにやりとりする仕組みを取り入れよう。
今やビジネスにとって最も重要なコミュニケーション手段となっている電子メール。しかし、写真や図版などの画像データをふんだんに使用した提案書など、社内外でやりとりするファイルのサイズが増大する現在、大容量の添付ファイルは送受信が難しいという課題がある。加えて、重要書類のファイルをメールでやりとりする場合、誤送信による情報漏えいのリスクも否めない。
こうした課題を回避するために、各種メールクライアントは大容量ファイルを添付したメールを分割送信する機能を備えている。しかし、現在では動画ファイルや図面といったこれまで以上に大容量のファイルのやりとりも行われるようになってきた。送受信メールサイズの上限を10M〜20Mバイトで制限している企業は多く、そうしたファイルを分割送信するのはあまり効率的なやりとりとはいえないだろう。
個人のファイル交換用に提供されている無料のオンラインストレージを利用する手段もあるが、重要書類の送付に無料サービスを利用することは避けたい。もし情報漏えい事件が起きた場合、状況の把握や追跡を行えないだけでなく、利用した社員には無料サービスに預けた責任が問われる。課題の解決はおろか、セキュリティリスクをさらに増大させるのである。
とはいえ、多機能なメールソリューションへ全面移行するとなると、多額のコストとデータ移行のためのリソースが必要となる。そこで、まずは既存メールシステムにファイルをセキュアにやりとりできる仕組みを取り入れることから始めてはいかがだろうか。
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