東証の電子適時開示サービス「TDnet」のXBRLデータを利用し、英文で情報提供する。
ディーバ子会社のインターネットディスクロージャーは10月6日、国内上場企業の財務情報を英文で掲載する投資家向けの無償インターネットサービス「KaijiNet/JapanExpress」のベータ版を公開した。東証の電子適時開示サービス「TDnet」のXBRLデータを利用し、英文で情報提供するという。
JapanExpressでは会社名や業種で目的の上場企業を検索可能。英文で企業の基本情報、決算短信(四半期を含む)のサマリー情報、財務諸表、主要な財務数値のチャートを確認できる。英文の財務情報はTDnetのXBRLデータから取得していて、通常であればTDnetで配信されてから数分でJapanExpressに掲載される。決算発表の集中日などは掲載まで多少時間がかかるとしているが、それでも10分以内には掲載できるという。
企業ごとの基本情報ページには「IRスペース」が設けられていて、企業は自社のメッセージやリンク、ロゴなどを有償で掲載できる。価格は未定だがインターネットディスクロージャーは「できるだけ多くの企業に掲載してもらいたいので、低価格にしたい」としている。現在はディーバ、インフォテリア、Logitem VietnamがIRスペースを使っている。
投資家向けサービスとしては他に企業の比較分析、Excelシートのダウンロードなどの機能を有償で提供予定。2011年中に本サービスとして提供開始する計画だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
Microsoft傘下の孤高のビジネスSNSはAIの時代にどこへ向かう?――2025年のSNS大予測(LinkedIn編)
ビジネス特化型のソーシャルプラットフォームとして独自の立ち位置を確立したLinkedIn。...
ソニーとディズニーが奇跡のコラボ NBAの試合に3Dアニメをリアルタイムで融合
ドナルドダック、グーフィー、その他の人気キャラがプロバスケットボールの試合の初のア...
ChatGPTだけじゃない! 生成AIの「検索量ランキング」、世界18カ国の傾向は?
ChatGPTの圧倒的な人気が際立つ一方で、GeminiやPerplexity、Copilotも注目を集めている...