最新リスクマネジメント論「ビジネス回復力の進化はクラウドに行きつく」リスクマネジメントソリューション「IBM SmartCloud Resilience Services」

リスクマネジメントに対する考え方とテクノロジーは進化している。リスクに備えるだけでなく、収益を生む施策としてのリスクマネジメントの方法論とそれを実現するテクノロジーを解説する。

2011年11月14日 21時45分 公開
[ITmedia]

 企業経営は常に無数のリスクにさらされている。ITが深くかかわる経営リスクだけをざっと挙げてみても、システム障害によるデータ損失、セキュリティインシデントによる情報漏えい、コンプライアンス違反による信用低下……。これらに加えて、東日本大震災以降は、自然災害リスクが今までになく大きくクローズアップされるようになった。こうしたさまざまなリスクの管理は、今や企業経営にとって欠かせない取り組みになっている。

 その一方で、発生するかどうかも分からないリスクに備えて多大な投資を行うことに、消極的な企業が多いことも事実だ。確かに、収益としてのリターンが見込めない「掛け捨て」としての投資に企業が消極的になるのは無理もない。

 ただし、リスク管理に対するそうした認識は、必ずしも正しいとはいえない。むしろ今日では、全社を挙げての正しいリスク管理に対する取り組みは、企業に収益をもたらすといわれている。さらに、そうした取り組みのための具体的な方法論も確立されている。それが、「エンタープライズリスクマネジメント」(Enterprise Risk Management:ERM)と呼ばれる手法だ。リスクに備える“守り”だけでなく、収益を生むための“攻め”の施策としてのリスク管理を実現するERM。どうすれば実現できるのか?


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