重複排除バックアップストレージの最上位機種、IAサーバベースのストレージ専用アプライアンスなどの販売を開始した。
日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は12月1日、重複排除バックアップストレージ「HP B6200 StoreOnce Backup System」(以下、B6200)の販売を開始した。また、IAサーバをベースにしたアプライアンスの新アーキテクチャを発表し、その第1弾としてファイルサーバアプライアンス「HP X5000 G2 Network Storage System」(以下、X5000)、メッセージングアプライアンス製品群「HP E5000 G2 Messaging System」(以下、E5000)の販売を開始した。
B6200は、同社のバックアップストレージ製品群「HP StoreOnce Backup System」の最上位機種に位置付けられる。2つの重複排除エンジンと48Tバイトのストレージを基本構成(カプレット)として、スケールアウトにより最大4カプレット(2ラック)まで拡張できる。最大物理容量は768Tバイト(最大論理容量は512Tバイト)。
同社のエンタープライズサーバー・ストレージ・ネットワーク事業統括 HPストレージ事業本部 製品マーケティング部 担当マネージャー、諏訪 英一郎氏は「4Kバイトの可変チャンク単位で行われる重複排除機能によって、データ容量を20分の1まで削減したバックアップが可能」と説明した。また、コントローラーやハードウェアRAIDなどの内部冗長化に加え、処理ノードやアクセスパスも冗長化することで可用性を高めているという。
B6200の適用環境例として、諏訪氏は「既存のバックアップ環境の集約」「各拠点のバックアップデータをデータセンターに一元化した災害対策」などを挙げている。B6200の提供価格は2100万円から。
同社が発表した新しいアーキテクチャは、IAサーバをベースにしたストレージ専用プラットフォーム。3Uサイズの筺体にブレードサーバ2台と引き出し式のディスクエンクロージャを格納し、ディスクドライブ16基を搭載できる。
X5000は「Windows Storage Server 2008 R2 Enterprise」を搭載したミッドレンジ向けのファイルサーバアプライアンス。3U筺体にブレードサーバ2基と3.5型インチSAS16基を格納できる。ストレージ容量は9.6Tバイトから最大約100Tバイトまで拡張可能。同社によると、標準的なクラスタ構成システム8Uサイズと同等の機能を3Uまでサイズダウンできるという。同社によると、ProLiantサーバの管理ツール「iLO」などを使用でき、専用の導入支援ツールによって短時間での導入が可能だとしている。X5000の提供価格は415万5000円から。
E5000は、Windows Server 2008 R2 EnterpriseとExchange Server 2010などのソフトウェアを組み込んだメッセージングアプライアンス製品群。ユーザー数やメールボックスサイズ、物理容量に応じて3機種5モデルが用意されている。最小モデルの「HP E5300 G2 Messaging System」の価格は504万円から(500ユーザー、1Gバイトメールボックス、物理容量12Tバイトの場合)。
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