スマートフォンで社内システムを積極的に利用したい。そうしたユーザー企業の声に応えるのが、セキュアなリモートアクセスを実現する「SSL VPN」である。
「ユーザー企業がスマートフォンなどのスマートデバイスに最も期待するメリットは生産性向上だ。外出先でメールを確認できれば、確認だけのために会社へ戻る必要がなくなり、意思決定も早くなる」。スマートデバイスの業務利用動向に詳しいIDC JapanのPC、携帯端末&クライアントソリューショングループマネジャーである片山雅弘氏は、利便性の向上や意思決定時間の短縮がスマートデバイス導入の背景にあると分析する。
IDC Japanが2011年12月13日に発表した「2011年 国内ビジネスモビリティ市場 産業分野別/従業員規模別 ユーザー動向分析調査」(回答企業数1万8686社)によると、スマートデバイスを導入済みの企業は14.6%にとどまるが、31.2%の企業が導入に前向きと回答。スマートデバイスに対する企業の期待の高さがうかがえる。
スマートデバイスの企業導入を進めるためには、当然ながら適切なセキュリティ対策が不可欠となる。「まずは導入目的を明確にすることが第一だ。そうすれば必要なセキュリティ対策は自然と見えてくる」と片山氏は指摘する。
メールやスケジューラの確認だけでなく、もっと積極的にスマートデバイスを業務活用したい――。そうしたユーザー企業にとって必要なセキュリティ対策は、スマートデバイスから社内システムに安全にアクセスさせる仕組みの構築だ。それを手軽に実現する手段として注目度が高まりつつあるのが「SSL VPN」である。
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