スマートフォンからUNIXサーバまで――大量・多様な端末を低負荷で管理する方法端末管理の全体最適がMDM選定の鍵

モバイルデバイス管理(MDM)製品を選定する際、スマートフォン管理の効率化だけを考えてはいないだろうか。企業内端末の管理負荷を本当の意味で軽減するには、あらゆる端末を包括的に管理するという視点が不可欠だ。

2012年11月15日 00時00分 公開
[ITmedia]

 スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスの業務利用が進む中、複数端末の管理を効率化したいという企業の声が高まっている。こうした背景から、一連の作業を効率化するモバイルデバイス管理(MDM)製品/サービスが急速に充実してきた。

 数多くあるMDM製品/サービスの選定に悩む企業は多いだろう。選定に当たってまず検討しておきたいのは、MDM製品を単体で導入するのが自社にとって本当に最適なのかどうかである。

 スマートデバイスは企業導入が始まったばかりだが、将来的にはクライアントPCやサーバと同様、企業のIT資産として定着するだろう。そのとき、企業全体のセキュリティポリシーやコンプライアンスと的確にマッチさせながら統合管理するには、スマートデバイスのみを対象としたピンポイントの管理製品では十分に対応しきれない可能性がある。

 部分的かつ応急措置的ではなく、全体最適を見据えたIT資産管理体制をいかに構築するか。こうした課題を踏まえ、スマートデバイスだけでなくクライアントPCやUNIXサーバに至るまで、大量かつ多様な端末を総合的に管理できる解決策が登場した。


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