削除したcookie情報を復元、ドメイン横断的に閲覧履歴を収集――。従来のcookieよりも強力な行動追跡機能を持つ「supercookie」の実態と、ユーザー企業がなすべき対策を解説する。
cookieを使ったデータ追跡は今に始まったことではない。だが「supercookie」と呼ばれる最先端の追跡技術が、その様相を一変させている。
ほとんどのユーザーはトラッキングcookieについて、少なくとも耳にしたことはあるだろう。主要なWebブラウザは全て、ユーザーがこのcookieをある程度コントロールできるようにしている。しかしsupercookieが自分たちのシステムを侵略していることを知るユーザーはほとんどいない。supercookieは従来のトラッキングcookieよりもはるかに多くのデータを収集し、削除するのも極めて難しい。
supercookie(別名Flash cookie)は、Adobe Flash Playerのプラグインによって作成されるローカル共有オブジェクト(LSO)を指すことが多い。ユーザーはFlashベースのアニメーションや動画を見るために、Webブラウザを通じてFlashプラグインをダウンロードする。プラグインのインストールが完了すると、ユーザーのコンピュータに保存されるファイルの形でsupercookieが生成される。supercookieは従来型のcookieと同様、ユーザーが閲覧したWebサイトや閲覧の日時など、個人の閲覧習慣に関するデータを収集する。
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