狙われるAdobe製品とJavaの脆弱性セキュリティパッチの長期放置が要因

JavaおよびFlash PlayerとShockwave Playerは広く普及していながら長期間パッチを当てないまま放置されていることが多く、攻撃が増える原因となっている。

2011年08月24日 09時00分 公開
[Ron Condon,TechTarget]

 Java脆弱性と米Adobe SystemsのFlash PlayerおよびShockwave Playerの脆弱性を狙った攻撃が増えている。その原因は、これらプラットフォームが広く普及していながら長期間パッチを当てないまま放置されがちなことにある。

 電子メールとWebセキュリティを手掛ける米M86 Securityが半年ごとに発表している報告書の最新版によると、2011年上半期に悪用が多かった脆弱性上位10件のうち6件までをAdobe製品の脆弱性が占めた。これは2010年下半期の2倍に当たる。

 一方、Java WebStartの脆弱性は半年前の15位から10位に浮上した。「FlashおよびAcrobatと同様、Javaに起因する脆弱性が懸念される。この技術が広く普及していること、そしてインストールされているJavaの多くに更新あるいはパッチが適用されていないことがその要因だ」。報告書はそう解説する。

関連ホワイトペーパー

脆弱性 | Flash | Java | パッチ | スパム | セキュリティポリシー


ITmedia マーケティング新着記事

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...