プライベートクラウドが注目されてはいるが、その実現にはさまざまな課題がある。二の足を踏む企業が多い中、仮想化技術を基盤とするプライベートクラウド構築のベストプラクティスに関心が集まっている。
仮想化によるサーバ統合を踏まえて、プライベートクラウドの構築に着手する企業が増えてきた。さらなるリソースの利用効率向上やITコストの削減がその目的だ。しかし、構築に当たっては機器の選定や事前検証、構築、導入に至る段階でさまざまな課題が出てくる。数カ月から半年以上もかけて構築した結果、運用後に「想定していたほどコストが削減できていない」と判明することもある。
その原因の1つが「運用コストと管理負荷の増加」だ。従来までの仮想化環境では、1つの部署が1つの仮想化基盤を占有するサイロ型の使用形態だったが、プライベートクラウド環境では複数の部署が社内共通の基盤を使用する。そのため、情報システム部門の運用負荷が増加する傾向にある。その結果、プライベートクラウド導入前よりも運用コストと人件費が積み上がり、期待通りの投資対効果を得られず、社内の利用頻度や利用者の満足度も上がらないという課題を抱えている。
しかし、最短2カ月半でプライベートクラウドを導入でき、5年間の運用コストを約4割削減できる方法があるという。以降でその詳細を紹介する。
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