メリットばかりが強調される仮想デスクトップ。しかし実際は、設計段階で落とし穴にはまり、十分な効果を得られないケースが多々ある。そうした事態を回避するために効果的な3つのアプローチを解説する。
セキュリティや事業継続性(BCP)、従業員の生産性向上、PCの運用負荷低減などを目的として、仮想デスクトップの評価・導入を進めている企業は急速に増えている。だが、評価・導入している企業の多くは幾つかの問題に直面している。
問題の原因として多いのは、テクノロジー(の成熟度)ではなく、適切なアセスメントと設計がなされていないために、テクノロジーが適切に使われていないことだ。それらの症状は、主に以下の3つに分けて考えることができる。
(1)パフォーマンス
想定よりもレスポンスが遅い、ある日突然起動が遅くなるなど
(2)初期投資の増大
ストレージの増大、サーバへの仮想デスクトップの収容率が上げられないなど
(3)データ保護
データ保護の運用の手間が増える、または適切に保護ができない
本稿では、これらの落とし穴にはまらないために、検討すべきアプローチについて解説していく。
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